日立支部では、４組の家族連れを含め、中学生から60代までの幅広い年代の９人が、８月27日から28日にかけて、富士山に登りました。

五合目の山小屋で一泊して、夜中に出発する予定を組んでいたところ、日付をまたいで激しい雨と風になり、山小屋も停電になるなど、大変な状況の中で出発しました。

途中、雨が止んで星空が見える時間もありましたが、やがて濃い霧に覆われ、雨も降り始めて、５メートル先もよく見えないという大変な天候となりました。

六合目付近で山を管理している方が、「シーズンで一度か二度あるかないかの悪天候で、八合目付近からの連絡では立っていられないほどの雨と風のようです」と話して下さいましたが、行けるところまで行ってみようとチャレンジしました。

好天と悪天の変化の激しい中でしたが、ほぼ全員頂上まで到達することができました。

荒天のため、他のツアーはほとんど中止になったようで、個人登山者や外国から来られた人以外はあまり来ておらず、頂上は少人数でした。

みんなで励まし合い協力し合いながら登り、それぞれに感動や悟りの多い登山となりました。

参加者からは、「富士登山ということで、事前に体力づくりをして準備していました。とても大変でしたが、時折の晴れ間がとても希望を感じさせてくれました。晴れた富士山は次回の楽しみにしたいです。」「無事に頂上にたどり着き、何とか下山できました。最近の出来事を通して心が滅入っていましたが、九合目を過ぎた頃、心が吹っ切れて前向きな気持ちが出てきて、とても喜びがありました。親子で参加でき、とても良い思い出になりました。全員に感謝の気持ちでいっぱいです」などの声が聞かれました。