山水苑・富士登山(2019/8/30-31 東愛知協議会)local_offer山水苑,東愛知協議会,登山
8月30日から31日にかけて、豊田支部の会員4人が富士山に登りました。
7月にも協議会で富士登山を行いましたが、その時とは少しルートを変え、富士宮ルートで頂上剣ヶ峰を目指して登り、御殿場ルートで下山し、途中から宝永火山ルートで富士宮へ戻るコースで計画しました。
当日の天気予報は、登山には適していないCランクで、台風並みの風速15メートル超えの風があるとのことでした。
富士宮市内の宿を3時半に出発し、水ヶ塚公園駐車場からタクシーを乗り継いで五合目に到着しました。高山病予防の為に1時間ほど休憩してから出発しましたが、この時は、曇り空でもハッキリと七合目まで見える登山日和に思えました。
六号目の山荘前で少し休憩し、時折、雲の切れ間から太陽が覗き御来光を拝むことができました。
しかし、この頃から下山してくる人ばかりが多くなりました。「七合目まで行きましたが、風が強く前も見えない天気なので諦めて下山してきました」との話で、少し気持ち的にも暗雲が立ち込めてきました。
それでも行けるところまで行ってみようと決意し、七合目を目指して登り始めました。やはり下山してくる人が多かったのですが、お互いに挨拶しながら上を目指して行きました。
七合目を過ぎると強い風と冷たい雨が降り出しましたが、休憩しながら上へ上へと登って行きました。途中、レインコートを着て再び登り、計画していた予定時間より少し早く九号目に着きました。
この辺では手袋はびっしょり濡れ体も冷えてきていました。それでも、ここまで来たら「いざ頂上へ!」の気持ちが高まり、再び決意して登り始めました。そして、午前11時にとうとう頂上から剣ヶ峰へ到着することができました。
ただし、ゆっくりと雨宿りして休む場所がありませんので、予定通り、御殿場ルートで下山を開始し、途中で休憩も取りながら七合目に到着しました。ここまで来たら雲を抜けて時折青空が見えてきました。
見下ろす景色も最高で、ここから御殿場ルート名物の大砂走を降りていき、宝永火山ルートで富士宮六号目を目指しました。
途中、御殿場ルートと富士宮ルートの分岐点に差し掛かった時に、宝永火口下から巻き上がってくる突風に足止めされましたが、20メートルを超える風の合間を縫って、約1時間半かけてようやく富士宮六号目にたどり着きました。
それでも、登りが予定より早かった分、五合目に戻った時間は予定通りになっていました。
駐車場までバスで戻り、その後は食事とお風呂に入ってから帰路につきました。
参加者からは、「皆で決意すると目標は必ず達成するのだと実感することができました。」「参加者全員で富士山剣ヶ峰登頂が達成でき充実感いっぱいです。」「これを機会に他の山にも登ってみたくなりました」などの声が聞かれました。