機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(45)

新米ママのありのまま(45)local_offer

フリーライター みはる

イライラする時こそ忘れてはいけない夫への感謝の気持ち

家事、育児、仕事と、目まぐるしい日々の中、最近は子供が寝た後、夫婦で過ごす時間が憩いのひとときとなっています。ほっと一息ついてたわいもない話をする時間が大切に思えるようになるまで紆余曲折ありました。

長女が生まれて5年経ちますが、初めの1年間は慣れないことだらけで、夫に上手く頼れずひとりで頑張ろうとして空回り、イライラを募らせていました。一度、夫と本音で向き合ってからは、育児や家事の役割分担を夫婦でできるようになり、食後の後片付けや、子供をお風呂にいれたり、寝かしつけたりしてくれます。


共働きが主流になっているので、夫婦で家事、育児の分担をすることは当たり前、夫婦は平等だからお互い主体性を持って家事、育児をするべきだと思っていました。


しかし、実際結婚生活をしてみると、女性の方が細かい所に気づくので、家事、育児に向いていることに気づきました。私は当たり前のように家事、育児の段取りをつけて効率的に物事を進めることができますが、夫は目の前のことに集中するのでひとつやることが終われば満足して、次のやるべきことに目がいかないことがあります。


そういう時はまだ◯◯が終わってないなー、◯◯やらなきゃなーと、独り言のようにして催促しています。基本的に私が主体性を持って行い、やってもらいたいこと、分担したいことは言葉で伝えて、夫が忘れていたり、疲れていてできないことがあれば、こういう時もあるよねと思いながら代わりにやっています。


以前は何でやってくれないのとイライラすることもありました。その時に、幼い頃から両親に言われてきた言葉を思い出しました。


「上手くいかないことがあった時は感謝、感謝って言うんだよ。イライラする気持ちが消えていくよ」


夫に対して感謝する気持ちを忘れていたことに気づき、ちょっとしたことでもありがとうの気持ちを伝えるようにしました。そうしたら、何でやってくれないのという思いよりも、夫の立場に立って考えられるようになり、仕事で疲れているんだろうな、家族のために頑張ってくれているんだなと感謝の気持ちが湧いてきました。


夫も積極的に家事、育児をしてくれるようになり、お互いに感謝できるようになりました。お互いに感謝する気持ちが深まったことで、夫婦で過ごす夜の時間が楽しいものになりました。夫婦になれたことに改めて感謝する大切な憩いのひととき。心が触れ合える貴い時間を大事にしていきたいものです。