新米ママのありのまま(48)local_offer新米ママ
フリーライター みはる
一番可愛がってあげたい真ん中っ子
2歳の次女は、5歳の長女と1歳の長男に挟まれた真ん中っ子です。よくお姉ちゃんとおもちゃの取り合いになり、毎回負けて大口を開けて泣いています。お姉ちゃんからやられたことを今度は弟にやり返し、弟が遊んでいるおもちゃを奪って泣かしてしまいます。ただ、1歳とはいえ男の子。力が強く、奪い合いで負けても、めげずに次女の髪の毛を引っ張ったり、叩いたりするので、結局次女は泣いてしまいます。
この間はこんなことがありました。いつも通り、弟が遊んでいるおもちゃを奪い、泣かせてしまう次女。一人で遊んでいた長女がそれを見て、次女からおもちゃを取り上げてしまいました。またこうなるのかあと見ていたら、なんと長女がそのおもちゃを弟に渡したのです。
「これ弟くんが遊んでたんだよ。次女ちゃんのじゃないでしょ」
まるでママのように次女に言う姿がおもしろくもあり、驚きでもあり。泣きじゃくる次女を抱き抱えながら、誰が悪いというわけでもないので、よしよしとなだめるしかありませんでした。
まだ末っ子に手がかかるため、次女のことを後回しにしてしまうこともたまにあります。イヤイヤ期真っ只中ということもあり、ご飯を食べるのもお風呂に入るのも嫌がるのですが、長男と一緒にご飯もお風呂も終わらせたいので、イヤイヤ言われてもなんとか工夫をして食べさせたり、泣きながらでも手早くお風呂に入れたりしています。
長女のイヤイヤ期の時のように、気が済むまで付き合えればいいのですが、長男のお世話もあるのでとうていママだけでは、次女のイヤイヤに立ち向かうことができず、ついイライラしてしまいます。
有り難いことに我が家には、子煩悩なパパと、育児に協力的な義父母がいるので、次女に構ってあげられない時は代わりに可愛がってもらっています。それでも今はママと一緒にいたい時期らしく、ママがいないと「ママー、どこー?」と探しては、ママを見つけて抱きついてきます。
よく真ん中っ子は、愛情不足、親の顔色をみて空気を読むなどと言われますが、親からすれば子供は平等に可愛いものです。親としては平等に愛しているつもりでもそれが伝わらなければ愛情不足となってしまうので、真ん中っ子は可愛がりすぎるぐらいがちょうどいいのかもしれません。次女が大きくなった時に、自分は愛されてこなかったと思うことがないように気を付けてあげたいものです。