機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(60)

新米ママのありのまま(60)local_offer

フリーライター みはる

物を投げたり、仰向けに寝転がってイヤイヤアピール全開の「ちびっこ怪獣」出現!

とうとう末っ子長男が、「魔の2歳児」と呼ばれるイヤイヤ期に突入しました。3人目ということもあり、上の子達と同じことをやってるなあと懐かしくなります。我が家の子供達はどんなことでも自分でやりたがり、親が手を出すと怒って泣き出すのでイヤイヤ期ではなく「何でも自分でやりたい期」と呼んでいます。

例えば、ご飯を食べる時。まだ手で食べようとしたり、スプーンを使ってもボロボロこぼしたりするので、手伝おうと長男のスプーンを持とうとすると、首を横に振り、取られまいとスプーンを遠ざけます。隙を見て、器に少し残ったご飯をスプーンで拾い集めて口に持っていこうとすると、口を真一文字に引き結んで絶対に開けようとしません。あまり無理にやると椅子の背もたれにのけ反って泣き出してしまいます。

また、気にくわないことがあると、手に持っていたスプーンやおもちゃを投げたりします。つい、投げないの!と叱ってしまいますが、「うわーん!」とのけ反り、床に大の字に寝転がって、機嫌が悪いアピールをしてきます。抱っこをしてもすり抜けておもちゃ部屋に走って行き、電車のおもちゃを投げたりして八つ当たりをするのですが、気の済むまでやらせておくといつの間にか泣き止んで、ひとりで電車を走らせて遊んでいます。

とにかく大変なのが外出時。自分で靴を履かないと気が済まず、車に乗る時も自分でドアを開けて座り、ドアを閉めるところまでやらせないと泣き出します。スーパーについたらすぐに車から降りたがるので、抱っこしてお店のカートに座らせるのですが、5分もしない内に脱走するので、嫌がるところを抱っこ紐で抱っこして買い物を手早く済ませます。帰宅すると、家に入りたがらず、外で遊びたいと駄々をこねるのですが、抱っこして家に入ると、玄関で仰向けに倒れてイヤイヤアピール。抱っこしようとしても余計に泣き出すので、タブレットで電車の動画をみせて落ち着かせます。

連れ歩くのが本当に大変で、外出の時は覚悟が必要です。それでも、外に出て嬉しそうに、キュッキュッと音の鳴る靴で駆け回る姿や、キャハハハッと楽しそうな笑い声を聞いていると今だけの愛らしさに癒され、「かわいいから、まあ、いいか」と思えてきます。

大変な時期ではありますが、成長の証なので、おおらかな気持ちでちびっこ怪獣を受け止めていきたいです。