機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(61)

新米ママのありのまま(61)local_offer

フリーライター みはる

笑顔も泣き顔も愛嬌! みんなに癒しを与えてくれる次女

イヤイヤ期真っ只中で甘えん坊の2歳の弟と、口達者で賑やかな小学1年生の姉に挟まれている3歳の次女。今年の5月から幼稚園の満3歳児クラスに通っていて、ぐずることも、ママに会いたいと泣くこともなく、お友達とも仲良く遊んでいて、給食もほとんど毎日残さず食べて、楽しそうに通っています。先生からも「話し方が可愛くて毎日癒されています」と言われます。一日中しゃべっているようで、先生が「今はしーっ、だよ。おしゃべりやめようね」と言うと、先生の真似をして人差し指を顔の前に立て、小さい声で「しーっ。おしゃべりやめるね」と言っているそうです。

幼稚園に通い始めてから、周りの子達に影響を受けてか、おしゃべりが上手になりました。家でも寝る直前までずっとしゃべり続けて、起きると「おはよう」から始まって、夢の話をしたり、この間幼稚園であったことを話したり、朝からきげんよくニコニコしています。

喜怒哀楽がはっきりしているので、一日の中で笑顔が多い分、泣くことも多くあります。弟からは、おもちゃの取り合いなどで思いっきり髪を引っ張られたり、噛まれたりして一日何度も泣かされます。また、姉からは言い負かされて泣かされます。まだ日付の感覚がない次女が、数日前にあったことを「さっき」と言うので、姉が「さっきじゃない! この前でしょ!」と訂正してくるので、「ちがう!さっき!」と次女も負けじと言い返し、お互い退かずに何度も言い合います。しかし、最後は姉が「ちがーう!」と怒鳴り、声量の迫力に負けて次女は泣いてしまいます。

笑ったり、泣いたり、目まぐるしい次女は、愛嬌のある顔立ちで、笑顔も泣き顔も可愛いらしく、特にパパはメロメロです。毎日何度も「何でこんなに可愛いんだろ。一番育てやすくて可愛いんだよなあ」しみじみとこう呟くのです。舌足らずな話し方も、コミカルな動きも、プニプニのほっぺや手足も、可愛い盛りの3歳児そのもので、両親、祖父母から可愛がられてたくさん愛情を注いでもらっています。

ところが最近「ママきらい」と言うようになり、理由を聞くと、弟ばかり抱っこするからと言うのです。確かに末っ子は甘えん坊全盛期で、よく抱っこをせがんだり、一緒に遊んでとしつこく誘うので、末っ子につきっきりになることが増えました。ママ以外の人から愛情をもらっていても、今までもらっていた愛情が減ってしまったと感じているんだなと気づかされました。それからは、絵本を読んであげたり、対話したりしながら、次女と一対一の時間を少しでも持つように心がけています。長女と次女のマシンガントークに、末っ子の激しいぐずり泣きに、休む暇もない日々ですが、子供達ひとりひとりと向き合って、それぞれに愛情を注いでいきたいと思うものです。