新米ママのありのまま(74)local_offer新米ママ
フリーライター みはる
子供たちと1日中一緒に過ごした42日間の貴重な夏休みの思い出
紅葉していく木々を見ながら涼しい風を感じるこの頃。夏の暑かった日々が懐かしく思われます。子供たちが通う小学校と幼稚園の今年の夏休みは、7月20日から9月1日までで、42日間という長い長い休みでした。
小学2年生の長女は宿題が出るので、しばらくはそれをやらせようと思っていました。ところが、「夏休みにしかできないことをしましょう」という先生の方針により、薄いドリル1冊と、授業の一環で育てているミニトマトの観察をA4用紙1枚に書くという2つのみで、初日で終わらせてしまったのです。
このままではだらけた休みになってしまいそうだったので、1日のスケジュールを決めて、1学期の復習をする時間や、自由選択の作品や作文の公募にチャレンジするため、制作の時間を作って一緒に頑張ろうと約束しました。初めの一週間はスケジュール通りできたものの、8月に入るとやる気が失せたらしく、だらだら過ごしてしまうことに。4歳の次女と3歳の長男もいるので、私1人で3人を遊びに連れ出すことも簡単ではなく、元気な子供たちと家で何をして過ごすかあれこれ考えを巡らせました。
1人4枚自由に絵を描かせて、それに私が文章をつけて絵本を作ってみたり、手作りの屋台ややきそば、りんご飴、お好み焼きなどを作ってお祭りごっこをしたり。おやつにクッキーを焼いたり、プールを出して一緒に水遊びをしたりもしました。
また、お友だちが家族で遊びに来てプールや花火をしたこと、私の妹が子供を連れて泊まりに来たので一緒に出かけて遊んだこともありました。お盆休みの期間はじいじ、ばあばに近くの公園のじゃぶじゃぶ池まで連れて行ってもらったり、工芸体験をしたりと、夏休みを満喫していました。
平日はほとんど私1人で3人を相手にどう過ごそうか不安で、夏休みが始まる前は憂うつでした。毎日3人でケンカしたり、やってはいけないことをやるので叱ったり、外に連れ出してあげられない日は、「つまらない~」、「ひま~」とだらけたり、案の定親も子もストレスがたまって大変なこともありました。
それでも夏休みの終わりが近づくと、子供たちと1日中一緒に過ごす時間が心地よく感じられるようになりました。キャーキャー、ギャーギャー騒がしい声が日常的なBGMで、ニコニコ顔でピョンピョン飛び跳ね、「かわいいでしょ」、「かっこいいでしょ」とドヤ顔を見せる子供たちが愛おしく、頬と頬をくっつけて抱きしめ合う時間が増えました。
夏休みが終わり、長女は小学校、次女は幼稚園、これまで1日中一緒にいた長男が満3歳で幼稚園に入ったことで、家の中は静まり返り、寂しくもあります。子供たちと過ごす時間は貴重だと改めて感じた夏休みでした。ついしかって怒ることもありますが、スキンシップや会話を通して、きちんと愛情を伝えていきたいと思うものです。