新米ママのありのまま(73)local_offer新米ママ
フリーライター みはる
愛嬌をふりまく愛され上手な次女に癒される日々
4歳の次女は愛嬌があり、家族や幼稚園の先生にチャーミングな笑顔をふりまいて、よく抱きついています。しっかりもので、幼稚園ではクラスのまとめ役。時には達観した物言いをするので、先生から「人生何周して生まれてきたのかな? 先生より先輩だね」と言われることもありました。赤ちゃんのころから姉弟の中でも一番手がかからず、親が何も言わなくても自分でできることがどんどん増えてきました。トイレトレーニングもすんなり進んで、食べ物の好き嫌いも少なく、チョコレートのような甘いお菓子は苦手でフルーツが大好きな次女。親を困らせる悩みの種はほとんどなく、育てやすい子です。
真ん中っ子だからか、愛されるコツを知っているような気もします。毎朝、じいじが出勤する時には必ずじいじの頬にチュッとキスをして見送り、幼稚園に行く前にはパパの頬にキスをした後、手にすりすりとほっぺをこすりつけてから家を出ることが日課です。特にパパは次女にメロメロで、「かわいすぎる~、癒し~」と毎日骨抜きにされています。
最近の次女は、ママに対しての愛情表現が豊かで、うれしい言動をたくさん見せてくれます。
「ママのつくるごはん、さいこー!」
「ママのおこるかおもすき、ママがごはんつくるかおもすき、ママのことずーっとすき!」
と言ってくれたり、折り紙の裏にママの顔を描いてまだうまく書けない文字で「だいすき」と書いて渡してくれたり、様々な方法で愛情を伝えてくれます。
また、ごほうびを欲しがる姉のまねをして、「ごはんたべたあとのごほうびは?」と聞いてきたので、「ギュー(ハグ)とチュッ(キス)してあげる」と言ったら思いのほか喜んでくれ、それ以降はご飯を食べた後に「わたしのごほうびある?」と聞いてくるようになりました。そのたびにハグとほっぺにキスをすると、ニコニコと見ている方が幸せになれる笑顔を浮かべてくれます。
体も心もぷにぷにと柔らかい次女は、無理して良い子になろうとしているのではなく、愛されるためにはまず自分から愛情を伝えるという愛の授け受けの基本を知っていて、純粋で柔軟な心で接してくれているような気もします。
毎日の忙しさで疲弊してしまいますが、次女にハグをすると心が落ち着いて癒しの充足感を得られます。愛嬌をふりまく、愛され上手なわが家の癒しに今日もママの心は満たされています。