機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(84)

新米ママのありのまま(84)local_offer

フリーライター みはる

三者三様それぞれの個性に溢れた遊び方・甘え方

小学3年生の長女、年中の次女、年少の長男、わが家の3人の子供たちは、性格がバラバラで、仲良く遊んでいるかと思えば、ケンカして誰かが泣くということが日常茶飯事です。

3歳まで一人っ子だった長女は、「お姉ちゃん」というよりも「女帝」として君臨しています。遊ぶ時も妹弟を思い通りに動かしたいと思っているようで、自分で遊びのルールを決めて守らせようとするのです。

次女は誰かの意見に合わせられる柔軟さがある一方で、自分の気持ちが動かない時は頑として譲りません。そのため、自分勝手にルールを決める長女に反発して言い返し、ケンカになることが多々あります。

わが道を行くタイプの長男はそんな2人の姉を横目に、一人で電車や車を手で転がして遊んだり、姉たちが仲良く遊んでいる所にまざったりしています。一人遊びの時間と、一緒に遊ぶ時間をうまく使い分けて、ニコニコ楽しそうにしているのです。

それぞれ個性的なわが子たちですが、甘え方も三者三様。長女はストレートで、甘えたくなるとパパやママに抱き付いて、パパには抱っこを求めます。3年生でここまで素直に甘えられるものなのかと自分の子供のころを振り返って不思議に思いますが、パパは嬉しいようで「何でこんなに可愛いの?」とデレデレになって抱きしめています。

次女は人によって甘え方を変えており、ママには抱き付いて「ママ、好き!」と言ってくれるのですが、パパとじいじに対しては違います。どんなワガママでも、何をやっても許してくれるのを分かっているので、強めに「抱っこ!」と要求して、しばらくしてから下ろそうとしても頑として下りません。その上、ペチペチ叩いたり、タンタン蹴ったり、やりたい放題です。それでもパパとじいじは怒るどころか嬉しそうなので、次女も存分に気持ちをぶつけて甘えられているようです。

まだまだ甘えたい盛りの長男は、特にママに対して一番甘えん坊。ママが違う部屋にいるだけで駆けてきて「ママがいなくて寂しかった」と抱き付いてきます。寝る時もママの上に乗ったりして、そばにいることを確認しないと寝てくれません。起きた時にもママの姿が見えないと泣きながら探して抱き付いてきます。末っ子気質の甘えん坊で、ママは毎日このかわいさにキュンキュンさせられています。

子供たちにはいつまでもかわいくあってもらいたいものですが、大人に成長していくためにはいつか親離れをする時がやってくるのかと思うと、楽しみなような残念なような。まだまだ先のことですが、今のかわいさをしっかり焼き付けて、子供たちとの時間を大切にしていきたいと思っています。