機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(85)

新米ママのありのまま(85)local_offer

フリーライター みはる

わが家を遊園地に! 子供との遊びに全力を尽くすパパ

子煩悩で毎日のように「何でうちの子こんなにかわいいんだろう」とつぶやいている夫は、趣味が子供と遊ぶことなのかなと思うほど、時間もお金も労力も惜しまず、休みの日は全力で子供と遊んでいます。

最近はネットでおもちゃを安く買えるので、気づいたら、光る剣やカメラ付きのラジコンなど、知らないおもちゃが次々に増えていて、いつの間に買ったの?ということが日常茶飯事です。

暑くなり始め、公園に行くことが難しくなってきたある日の夜、夫がおずおずとスマホの画面を見せてきて「これ家にあると良くない? 」と聞いてきました。画面に映っていたのは、欧米の庭に置いてあるような巨大なエアー遊具。また、室内にギリギリ収まる大きさの物も見せてきて、どちらを買うか迷っているというのです。

「いやいや、冗談でしょ」と思っていたら割と本気で、「これがあれば室内遊園地に5人分のお金を払って行かなくてもいいし、庭に出して水を流せばプールとウォータースライダーとしても遊べるよ」と熱心にプレゼンされました。初めのうちは必要ないと思っていたのですが、これを買って家で遊んでくれるなら時間もお金も節約できるメリットもあるなと思うようになり、買うことに賛成しました。室内に収まるサイズを買えば外でも使えるし、使い勝手が良いだろうということで購入すると、子供たちはキャーキャー歓声を上げて遊んでくれました。

ところが数日後、夫が「もう1個買わない?」と言ってきたのです。1個で充分と思う反面、水で濡れたものをいちいちきちんと乾かしてまた室内で使う手間を考えたらあってもいいかと思い、「買ってもいいんじゃない」と言ったら、「えっ、いいの?! ダメもとで言ったんだけど」と驚かれました。

子供たちが飽きないよう一緒に遊べるおもちゃで戦いごっこや縁日ごっこをやってあげたり、カードゲームを揃えて対戦してくれたり、子供と同じ目線で遊んでくれる夫には感謝しています。子供たちもパパと遊ぶのを楽しみにしているので、夫が必要だと思うなら気にせずに買ったらいいんじゃないかなと思うようになりました。

夫いわく、子供は難しく考えなくても、おおげさにリアクションするだけで笑ってくれるから、子供がやってほしいことを恥ずかしがらずにやってあげることが楽しく遊ぶコツだそうです。

大きくなれば親と遊ばなくなるので、遊んで!と甘えてくる今のうちに、目いっぱいパパに遊んでもらって、幼少期の楽しい思い出を作ってあげられたらと思います。