機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(81)

新米ママのありのまま(81)local_offer

フリーライター みはる

しりとり、かるたブームでわが家が沸騰中!

4月から長女は小学3年生に、幼稚園に通う次女と長男はそれぞれ年中、年少クラスに進級しました。次女は文字が少しずつ読めるようになってきて、長男は言葉をたくさん覚えてきたこともあり、小学生の長女と一緒に頭を使って遊べることが増えてきました。特に最近は、しりとりとかるたに夢中です。必ず1日1回以上はかるたをして、食事中や車で移動する時など、事あるごとにしりとりをしています。

長男は、まだ読める文字も少なく、しりとりのルールもきちんと理解できていません。それでもお姉ちゃんたちと一緒に遊ぶのが大好きなので、長女と次女の間に入ったり、次女と2人で対決したり、自分なりに自由に楽しんでいます。

しりとりでは、長女が「りんご」、次女が「ごりら」と続けると、「ら」から始まる言葉ではなく、「ロマンスカー」のように、よく自分が口にしている電車の名前を言うのです。初めのうちは「違うよ。『ら』から始まる言葉だよ」と突っ込んでいたお姉ちゃんたちですが、今では「じゃあ、『あ』から始まるやつね。『あり』。『り』だよ」と、繋がっていないしりとりでも楽しそうに続けています。ようやく長く続くようになった次女ですが、続けば続くほど言葉が出なくなって焦り、とっさに「ん」のつく言葉を言って負けることがよくあります。結局、長女のひとり勝ちで終わることが多いです。

長女は妹や弟より優位に立ちたいという思いが強く、手加減することはほとんどありません。かるたをしても、一番多く札を取って勝つことが当たり前で、悔しがる妹、弟の前で喜んでいました。ところが、妹と弟は、かるたの文字が読めなくても絵を見て読み札と照らし合わせて遊ぶ楽しさを覚え、じいじ、ばあばに札を読んでもらって毎日のように2人で勝負をするようになりました。そのかいあってか、少しずつ文字を理解していき、絵札と読み札も覚え、素早く絵札を見つけて取れるようになってきました。

先日、次女が長女を誘ってかるたをやったところ、なんと次女が一番多く取って勝ったのです。長女は悔しくて泣きじゃくり、しばらく落ち込んでいました。それからも、めげずにかるたを続け、良い勝負を繰り広げています。

長男も最近、悔しいという気持ちを覚えて、お姉ちゃんたちに負けて泣きじゃくるようになりました。それでもたまには勝つこともあって、「ぼくが勝ったー!」と嬉しそうに報告してくれます。一方、負けた次女が泣き出すので、毎日誰かが喜んで誰かが泣いているという状況です。いろいろな意味で古典的な遊びが大沸騰中のわが家は、今日も子供たちの笑い声や泣き声が絶えずにぎやかで、平和(?)です。