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APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(83)

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フリーライター みはる

末っ子長男の「4歳の壁」に直面! さまざま策を練りながらただ今絶賛、奮闘中!

7月で4歳になった末っ子長男。実は数カ月前から、かなり手を焼くようになり、ほとほと参っています。自分のことはほとんど自分でできるようになったので、手を貸すことも減り、少し肩の荷が下りたと思った矢先のことでした。

トイレに行った後、自分でパンツとズボンを履いて誇らしげに「できた!」とニコニコ顔を見せてくれていたのに、ここ最近はパンツもズボンも履かずに解放感溢れた顔で笑い声を上げながら走り回るようになりました。履かせようしても嫌がり、無理矢理履かせてもすぐ脱いでしまいます。お風呂上がりも同じです。服を着たがらず、すっぽんぽんで室内を走り回り、あれこれ言葉を投げかけても説得に応じません。5~10分奮闘してなんとか服を着せるという日々に、頭を抱えてしまいます。

服を着たらご褒美があるよと言ってもダメで、服を着ないと風邪をひく、鬼さんやお化けさんが食べにくるとネガティブなことを言ってももちろんダメで、イライラは募るばかり。このままでは長男にとっても自分にとってもまずいと思い、何か良い方法はないかとネット検索してみると、子供はどんなことでも遊びにしたがるので、やってほしいことを「ごっこ遊び」に変えてみると良いという情報がありました。

早速、着てほしい服を並べて洋服屋さんのお買い物ごっこを実践してみました。「洋服屋さんですよ。かっこいい電車のパンツありますよ」と言うと、裸で走り回っていた長男が寄って来て、「ください!」とすんなりパンツを手に取ってくれました。「お金ください」と手のひらを出すと、「はい、どうぞ」とお金を渡すまねをしてさっさとパンツを履いたのです。律儀にズボンもお金を払うまねをしてから履いてくれました。こんな簡単なことで今まで大変だったのがすんなり解決するの?と目から鱗の体験でした。

しかし、自我が強い長男は一筋縄ではいきません。数日後にはごっこ遊びに飽きて、やろうよと言っても応じてくれず、着替えてくれなくなりました。どうやら今の時期は、自我が発達して自分の意志を主張するようになる「4歳の壁」という成長段階で、肩の荷が下りたと言っている場合ではなかったようです。

ごっこ遊びがダメなら次の策、それもダメなら次と、柔軟に子供の気持ちに沿って対応する必要がありそうです。育児は壁だらけですが、子供が成長し、自立していくために必要不可欠な壁なので、子供と一緒に乗り越えていきたいと思うものです。