機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(87)

新米ママのありのまま(87)local_offer

フリーライター みはる

まるで小さなママ?!  頼りになるしっかりものの次女に感謝!

小学3年生、年中、年少のわが子たちは家ではみんな甘えん坊です。個性と我がぶつかり合い、パパやじいじの取り合いをしてケンカになったり、一緒に遊んでいたかと思ったら、それぞれの遊び方にこだわってルールがめちゃくちゃになり、ケンカが勃発します。「もう一生、○○と遊ばない!」という怒りの声と泣き声が聞こえることが日常茶飯事。それに加え、最近は末っ子長男の甘えん坊とわがままが加速していて、手を焼かされています。

こんな時頼りになるのがしっかり者の真ん中っ子次女。しょっちゅう姉や弟とケンカをして泣かされていますが、それでもねえねのことが好きで一緒に遊びたい気持ちがあり、いつも先に謝ります。また、姉として面倒をみてあげたいと思っているようで、取り合いになれば不服そうな顔をしながらも弟に譲ってくれるのです。

長女よりしっかりしているところがあるので、親に甘えて自分でできることをしない長女に「3年生なんだからできるでしょ、私だってできるのに」と、自分の方が姉のような上から目線の言い方をすることもあります。弟に対してはまるでママのように接することがあり、おもちゃの取り合いになると、他のおもちゃを持ってきて「これで遊んだ方が楽しいよ」と言ったり「ほかの遊びしよう」と気を引いたりしてケンカにならずにすむことがあります。

先日も朝から長男がぐずって幼稚園に行かないと30分ごねるので、あの手この手を使って行かせようとしたのですが手に負えず、次女に説得してもらうことにしました。「ねえねと一緒に行こう」と行ってもヤダ!と半泣きで首を振る長男。次女がママ、耳貸してと言い、「ぬいぐるみがしゃべってるようにすればいいんじゃない?」とささやいてきました。ぬいぐるみを使って「一緒に幼稚園に行こうよ?」と言ってみると、興味を示した長男がすくっと立ち上がり、急に笑顔になって着替え始めたのです。おかげですんなり朝食も食べて幼稚園に間に合いました。次女に、「ありがとう、助かったよ」とお礼を言うと、「ぬいぐるみの言うことだったらやってくれると思ったんだよね」と言いながら、えへへと照れ笑いを浮かべていました。

赤ちゃんの時からよく寝て、よく食べて、ぐずることはほとんどなく、手を焼かせない親思いの理想的な次女。きっと子供が次女だけだったら、育児の大変さを知らないままだったと思うほどです。とはいえ、長女と長男に負けずとも劣らない子供らしいところもあります。おもちゃを譲らなかったり、食べさせて、抱っこしてと甘えたりしてくるので、たくさん甘えさせて、たくさん話を聞いてあげ、愛情を注いであげたいと思います。