新米ママのありのまま(91)local_offer新米ママ
フリーライター みはる
カードゲームで負けてギャン泣き。勝つまで続けたがる負けず嫌いの子供たち
今年に入ってから、わが家の子供たちは、「ウノ」というカードゲームにはまっています。前の人が出したものと同じ色・数字・記号の札を順番に出して、手持ちのカードが早く無くなった人が勝ちというシンプルなルールのゲームです。四歳の長男もすぐに覚えて、小学三年生の長女と、五歳の次女と三人で毎日のように遊んでいます。
三人で同じ遊びができるようになったのは喜ばしいことで、こちらがかまってあげられない時でも子供たちだけで遊んでくれるので、成長したなあと感じます。ただ、それぞれ負けず嫌いで、自分が負けると悔し泣きをし、「勝つまでやる」と譲りません。勝敗がつくたびに誰かの悔しがる声や泣き声が響き、「もう一回!」と、誰が勝っても負けてもエンドレス状態。
最近では、長女と次女は悔し泣きをしなくなってきましたが、姉たちに負けることの多い末っ子は悔しさを抑えきれないようです。負けるとしくしく泣きながら、「もう一回やる…」と言うのですが、飽きてしまった姉たちは相手をしてくれません。すると、長男は机に突っ伏して「ふぇーん、うあーん!」と涙をポロポロこぼしながらギャン泣き。「ママとねえねとやるー!」と言います。しかし、長女は「飽きたからもうやらない」、次女は「ママと同じチームならやる」と主張し、長男は「ねえねとママチームじゃなくて、別々にやってほしい」と泣きながら訴えるのです。心根の優しい次女は最終的に折れて、「ママとは別々にやればいいんでしょ」と肩をすくめ、長男のワガママに付き合ってくれます。
すると長男は、瞬時に表情が変わって笑顔になるのです。結果、長男が一位、次女が二位、ママが三位に。ああ、よかったと思っていると、長男からまさかの一言が飛び出しました。「ねえねがママに負けてビリにならないとイヤだ!」と駄々をこね始めたのです。「さすがにそれはワガママすぎるよ。ねえねもビリは嫌なんだよ。ねえねとママに勝ったんだからいいでしょ」と説得すると、唇を尖らせてしぶしぶ「わかったよ」となげやりな態度を見せます。
自分が負けたからと八つ当たりをしてケンカになってしまうのは大変ですが、悔しい気持ちが芽生えてきたのは成長した証。そのうち、「ゲームだから」と割りきって泣かなくなる日が来るんだろうなと思うと、カードゲームで悔し泣きをしている姿がかわいらしく感じられてきます。幼い子供たちとの日々を、これからも心のアルバムに大切にしまっていきたいと思うものです。
